「特別転回」って知ってますか?
みなさんこんにちは。
今年は寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
車を所有する事業所は、その台数により「安全運転管理者」や「副安全運転管理者」を選任する必要があります。安全運転管理者や副安全運転管理者は1年に一度法定講習を受けることが義務付けられており、先日その講習があったので、そこでのお話をしようと思います。
この法定講習の内容は、皆さんが運転免許証の更新するときに受講する講習よりも長時間にわたり、管理者としてどのように事故を減らしていくのかということが講義されるのですが、話されている内容は運転免許証更新時の講習によく似ています。
その中で、一つ初めて耳にする言葉があったので、紹介したいと思います。(もしかしたら皆さんはご存じかもしれませんが。)
みなさんは「特別転回」という言葉をご存じですか?(恥ずかしながら、私は初めてこの言葉を耳にしました。)
「特別転回」とは、高速道路などで目的のICを通り過ぎてしまったときに、次のICまでそのまま走り、料金所の係の方に事情を話すことで、追加料金を支払うことなく本来の目的ICまで高速道路を走行して引き返すことができというものです。
この「特別転回」、ICによってUターン道路が設置してある場合と、一旦一般道に出て改めて料金所をくぐる場合があるので、その料金所の係の方の指示に従うことになります。また、目的ICから2区間以上過ぎてしまったり、ETC車であっても料金所の係の方に事情を話せば、特別転回で処理してもらえるとのこと。ただし、係の方がいないスマートICでは特別転回ができないので注意してください。
当社では、県外からやってくる若い社員も多いので、土地勘が無く目的ICを通り過ぎてしまうといったことが度々起こります。これからは若い社員たちにもこの「特別転回」の話をして、もし目的ICを通り過ぎてしまっても落ち着いて運転するよう指導していきたいと思います。
法定講習では、他にも身につまされるような話がたくさんありました。長くなってしまうので、ここでは書けませんが、いずれも“一瞬で人生が変わってしまう”“誰もが被害者にも加害者にもなりうる”ということ。自動車の運転は日常的に行うものですから、ついつい安全意識が希薄になってしまいがちです。日々責任を感じながらハンドルを握りたいものですね。
それでは、今回はこの辺で。 みなさんご安全に!